still うんざり
会社のバイトのおばちゃん(可愛い)と話しててお昼食べてないんですよーって言ったら
食べないと死んじゃうよーって言われたもんで、死ぬなんて望むところですよって答えると、
「そんなこと子供が言ったって考えたら悲しいね」ってジャスト親的発言されて、
うーん、悲しいね。
悪いこと言ってるなあと反省しつつも、だからって
「前を向いて生きていかなきゃ!ガンバガンバ!」みたいなこと思うわけでなし。
良かねえよなあとは自覚するだけで、大筋はなかなか変わりませんやな。
帰る道々、そうなのかほんとにそうなのかと考えたけども、
こういう時の気持ちって「生きてても楽しい事なんて無い」なんですよ行き着くところ。
なんでまたそんなこと考えなくちゃならんのかとも、オルターエゴ的には思わないでもないですが、
学生の時は漠然と死にたくていましたが、楽しい事なんて無いまで落ち込んでなかったと思います。
あの頃はまだ楽しかったのではなかろうか。
じゃあ今はつまんないから死ぬんか。
何回も読んだ漫画みたいに、しかも好きでもなくて一冊しか無いから何となく繰り返し読んだけど、別にまだ読めるけど展開は知ってるし文体は好みでないし、みたいに、
うんざりしてる。
手に取ろうとした段階で、もう読んでも読まなくても一緒なくらいに分かってる。良い物語は読むたびごとに同じ箇所で驚いてしまったり、新しい発見があると思いますが、
一から十まで分かってる、新しいことは起こらず、知ってる内容がつまらないという確認か、それに付随する嫌な事柄の想起っって苦しいオマケくらいしか無い。筋は決まってて展開も分かってる、登場人物は一人しかいない、しかもろくでもない。
うんざりしてます。
菊地成孔がラジオで、洋楽のいい曲は歌詞もいいのかという特集で、
「はじまりのうた」の主題歌をとりあげてました。
めちゃくちゃいい歌詞でした。
で、最後に、歌詞知らないで聞いてた曲もいい歌詞だって気づくともうそうしか聞けないみたいに、そういう形で復活することもあるんじゃよと素晴らしいDJをしてました。
本当はそういう形で知らない面を知って復活したいなと書こうとしてたんですが、
今気づいてしまったことを正直に書けば、歌詞知らないでいい曲だなーなんて聞いてたけど、歌詞を読んでみたらしょうもなくて一気に曲の良さも褪せてしまったような、追い打ちとでもいいましょうか。復活したかったのに。
復活したかった。こんな人が宗教に頼むんでしょうか。
うんざりしてます。
死ぬならせめて部屋片付けなくちゃなと思ってます。
本が多すぎるんです。
気まぐれにすぐに本を買ってしまうのでかなり埋もれてます。
多すぎると目に入らなくなります。
部屋が汚いのも目に入らなくなってますが、もし死後に誰か来てうげっとなるだろうと思うと忍びないので、せめて片付けくらいは楽になるようにと、本とか着ない服とか処分しとかないとなと思ってます。
処分するためには読まなくちゃという貧乏性を発揮してて、読むのが遅いのでなかなか死ぬに至りません。
生きてる必要が無いように死に急いでるわけでもないからいいんだけどさ。
紀伊国屋とかジュンク堂とか見慣れてると量には驚かないけども、古本屋に行くと(え、こんな本もあるのか)と驚きがあって楽しいです(生きてて楽しいのは古本屋に行った時だけか、いやデートも楽しいです。でも古本屋デートはしたくない)。
小林信彦の熱心な読者ではないので著作を見つけると、値段によっては買っちゃいます。
『ムーン・リヴァーの向こう側』はつまんなかったな。
でもつまんないなりの面白さはあった。
だからって安易に、すべての人生がそれなりに美しいみたいな強引なオチに持ってきたいわけじゃなくて、ですね。
期待したくらいは全く無かったんですが、それでも全く良いところがないと言う程ではなく、かといって、
つまんなかったけど読んで良かったとは言えません。
これって、ドラッグの量がどんどん増えてくみたいな感じなんですかね。
あるいは、濃い味をうまい味と思ってるみたいな。
だからって内容が過激だと良いわけでもないので、難しい。
でもさ『ぼくたちの好きな戦争』は面白そう。
死ぬ前に読めて、かつ面白いといいな。
面白い本が読めるなら死んでからでも良いんですが、
死んでからも本が読めるとなると、死んでからも孤独が続くってことで、それもそれで苦しいね。
だから死後の生は、条件によるだろうけど、いらないかな。
だってさ、生きてるのが嫌なのにまた生きてるのかよト。
線路から降りたら全ての時間が魔法みたいに見えてほしいのに、降りた先がまた別の線路ってことはやめてほしいぜベイビーちゃんたち。
『自殺』を読み終わってしまって、かといって『ミーニー』もいまいち乗れません。
翻訳ものだからなんですかね。
いや『至福千年』も読みにくいかな。
『ミーニー』は最初に紹介される人物が多くて、しかも奥歯にものの挟まった言い方が続いて、母はなんで死んだんだよ早く言えよとか、その一族を図で表示してもらえるかなとか、余計なことばかり考えちゃいます。
難しいんです。簡単に言うと。
たくさん人が死んで、主人公も最後に自殺する冒険小説ってないですかね。
ハードボイルド・ワンダーランドは自殺ではないか。人も死なないか。
ラブロマンスあり、手に汗握るサスペンスありで、最後に主人公が自殺して、
あ、自殺じゃないけど『ガープ』なんかそうかな。
前半はわくわくしながら読んで後半はもう夢中になってたからよく覚えてない。
というかもう10年くらい前に読んだんだから、覚えてなくて当然か。
『ガープ』は友達に貸したっきりなんで、買わないと。
また本が増えるから止そう。
もしかしたら『世界で一番熱い島』がそうかもしれない。
死ね!死ね!といつも自分に言ってることを主人公にぶつけながら読んでみるのもまた一興。