ファック。

会社の先輩がミスしまして、ちょっとした大事になってました。

それで明らかに凹んでて、もう目が常時ウルってるんですよ。

泣きそう、ではないんだけども何かあったという目になってて、

これはちょっとさすがに手伝わなきゃなという顔で、

どやしたり囃したり、落ち着かせたり手伝ったりしたあとのことです。

一緒に帰る電車の中、配偶者から(ファック)LINEで慰められてて、

スタンプのみの落ち込みを表し、

それに対して心配するようなスタンプという応酬がいくらか続き(ファック)、

(こいつ、全然大丈夫じゃねーか)と呆れました。

そうだ、配偶者がいるから孤独じゃないんだ、

孤独じゃないのに落ち込んでんだ、何だそりゃ、

愛されてるじゃねーか無敵じゃねーか、

味方がいるじゃねーか、

「雨が降れば君の傘になる」じゃねーか、

ファック。

 

愛されてて味方がいて、

そりゃ仕事として反省はしてもらいますけどね、

でもさ落ち込むことないじゃん。

開き直れよ。

余すこと無く大丈夫じゃん。

愛し愛されて生きてるんだからいいじゃんもう。

あがりだよあがり。

幸福が(終わるまで)続くよ。

それが日常になってるとしても、奇跡的な幸福である絶対評価に変わりはないのに、

よく落ち込んでられるなと不思議やら呆れるやら。

ファックですよ。

 

こちとらふられてんだ。てやんでい。

てめえがいい顔してねえでどうすんだ。

と言ってやりましたがあまり効果なし。

 

ふられることってこんなに辛いんだっけと毎度驚きます。

こんなに衝撃受けるなんて。

拒絶されるって苦しいけどこんなにだっけ?とびっくりしてます。

天を仰ぎます。

生きる楽しさに拒まれるってことは、楽しくないまま生きてくってことよね。

たまに楽しいから生きてられるんじゃないか、みたいなことを寅さんが言うけど、

逆に言うとってなるよ。

なるぜよ。

いいのかな。

 

理屈じゃわかる。

理屈じゃねんだな。

 

何をしても、笑わせても、喜ばれても、うまいことを言って感心されても、

(クソ、こんなだからフラレるんだ)と自己嫌悪の沼に頭まで浸かってます。

フラレなきゃつまんなくてもいいよとさえ思う。