たしかに登場人物は同じだけど、そうだっけ?と。
山田洋次の監督作品で、男はつらいよシリーズの間に撮られたのがあって、
『幸福の黄色いハンカチ』なんかもその合間の一つなんだけど、
「男はつらいよ」というかなり形式の決まったコメディの合間だからかシリアスな作品があった。
『幸福の黄色いハンカチ』も殺人の罪に問われて刑務所にいて、出所してラーメンとかつ丼食って、武田鉄矢と桃井かおりと三人で妻のもとに帰るという話だから、
「男はつらいよ」からしたらシリアスな趣。
合間のは年代順に『家族』『故郷』『同胞』『幸福の黄色いハンカチ』『遙かなる山の呼び声』『キネマの天地』『ダウンタウン・ヒーローズ』『息子』『学校』『学校2』『学校3』『学校4』とあって、
「男はつらいよ」が終わって「虹をつかむ男」も続かず、でもシリーズものだから『学校4』まで入れてみました。
で、
その『家族』と『故郷』が繋がってる話だと聞いて、あっと驚いたのでした。
たしかに登場人物は同じだけど、そうだっけ?と。
厳密に言うと、『家族』のあらすじは、長崎の家族が一家総出で電車を使って北海道に移住して酪農を始めるって話で、
『故郷』は瀬戸内海の石舟を営む家族が、大資本に怯える話だから、
その2つは違うんだけど、
たしかに、仕事がうまくいかなくなった夫婦(『故郷』)が北海道に移住する(『家族』)という流れとしては合ってるんだよなあと思ってウィキペディアを見たらなななんと、
北海道に移住した家族(やもめと息子の二人)の続きが『遙かなる山の呼び声』だったわけよ。
名前が同じで、舞台も北海道で酪農で。
細かく言うと息子の名前の表記が異なるんだけども。
もしかしたら北海道でも場所は異なるのかもしれないけども。
そんなびっくりがありましたって話。