自分の性格の悪さにもいらつくわ
久しぶりに腹がたった。
いや、寄席に行ってつまらなくてなんだこれは!とか
歌舞伎を見に行って花道が全く見えなくてどうなってんだ!とか、
そういう小ぶりの怒りはあるのだけど、そうでなく。
至近距離の人間関係に於いて、カッとして、
しばらくその火が燃え盛ったりくすぶり続けたりというもの。
怒ると、その頭で熾った火が体に引火してしまって、
しばらく落ち着かない。
だから怒るのは好きではない。
怒らせた人は大学の同級生の中国人。
日本語が下手なのではなく、これはもう性格の問題。
東京に来るというので遊べるかと言われ、
遊ぼうとなったら「場所は決まったか?こちらはどこでもいいのだが。3時に羽田発」と連絡してくるという態度のデカさ。
接待かと。
なんで接待せなあかんのじゃと。
どうして恋人でもなけりゃ好意さえない人のご機嫌を伺わなくちゃならんのだと。
しかもその態度が「お前はあたしを楽しませて当然」という上からなんだと。
どこでもいいのならと、
お台場のうんこ展見て、浅草でドジョウ食おうと言うと、
「浅草は遠くない?」
それまでの発言は、んんまあ日本語が下手くそだからなと我慢してたけども、
文句&疑問形ですよ。
じゃあてめえが考えろ、と。
遠くない?ってことは、遠いから却下、ハイ、違うとこ提案しなさいってこと。
どこでもいいんじゃねえのかよ、てめえのご機嫌取り大会の参加者にしてんじゃねえよ。
ああ、駄目だ、腹立つ。
だめだ。
マジでむかつく。
たぶん、好意があるんじゃないかと思うんだその人は。
なのにだよ、なのに、こっちに気を使わせるっていうのが解せない。
タダでセバスチャン使いしてんじゃねえよ。
だめだ、腹立つ。
いらつく。
こんなに怒らざるをえないのも久しぶり。
腹は立つわ、自分の性格の悪さにもいらつくわで、嫌になる。