損な嗜好

映画見ました。

スティング』と『レ・ミゼラブル

スティング』のほうが好きですけど、どっちもいまいちでした。

スティング』はどんでん返しとか、勝負(=イカサマ)のときの緊張感がいいんですけど、置いてかれてる感が強かったです。

え、ちょっとどういうことなの?と思ってても話は進んでいく。

ふーん、とか思ってると話が進んでる。

みてれば分かる。なので傍観。

撃たれる、あらあら、生きてる、そっか。と、大事なところで今ひとつ共感に欠けてしまった。

 

レ・ミゼラブル』は画面が綺麗でしたね。

ただもうラッセル・クロウの歌唱が下手すぎて邪魔過ぎて、ジャベールが出てくる度に頭の中のポイズンベリーがヘタで埋め尽くされて、映画でしたねって意識が冷める。

それ以外は良いかってえとそうじゃない。

くどい。

激動の時代をしぶとく生き抜いたり儚く死んでったりする人たちが歌うんですよ、自分の内面を朗々と。くどいでしょ。歌いあげても対話はあまりない。

だから心情は思いっきりストレートな人たちだらけです。

俺は生きていく!と思ったら生きてくし、

好き!となったら脇目もふらず、

俺はいったい…と悩んだら死んじゃう。

群像劇かよってくらいに人は出てくるのに、追われるストーリーはバルジャンだけ。

そして長かった。

連続ドラマかってくらいぶつ切りにして見ちゃいました。

面白くなかったんです。

 

有名だから見たのよ。

あと人から面白いと聞いて。

聞くもんじゃないね。つまんなかったよー!!!!とか言いにくい。

おすすめを聞いてつまらなかったとき、人はどうしてるんですか?

なんて言うの?

無難に、良かったよーくらいですかね。

気に入らなかった所を列挙するのはよくないよね。いくら私でも知っている。

面白がれないのは損だなあと思います。