ナオミ・ワッツが美人でした。
woody allenのyou will meet a tall dark strangerを見ました。
二組の夫婦の離婚こみの恋愛(浮気)もの。
『夫たち、妻たち』と違うのは、その二組の夫婦が友人関係ではなくて親子関係という点が先ず違う。
いい年して若い女の子と付き合ってると思ったらそいつがバカ女で、インテリ男とは性が合わないことは同じ。
『夫たち、妻たち』では若い女がスピリチュアルだったけど、『恋のロンドン狂騒曲』では元妻がスピリチュアル。
バカな若い女が売女というのは『誘惑のアフロディーテ』と同じ。
同じだからどうだってこともなくて、面白かったです。
あ、作家が主人公でダメ男っていうのは言わずもがな。
ナオミ・ワッツが美人でした。
この年齢と美しさが絶妙にマッチしてる女優は何者だろうと出てる間中ずっと思ってた。
向のビルの赤い服の女性も美人で、登場したとき驚いた。
ワッと声でた。
あんな腹が出て顔がデカいダメ作家に惚れてしまうなんて。
音楽学で博士号取ろうとするなんてかっこいい。
冒頭で「人生は空騒ぎであるとシェイクスピアも言ってる」ってナレーションが入るけども、あれはマクベスからの引用の、フォークナーも題に使ってるとこで邦題は『響きと怒り』が一般的で、それが字幕では「空騒ぎ」と訳されてて唸ってしまった。
ちなみにシェイクスピアの「空騒ぎ」はMuch Ado About Nothing。
シネマハスラーで宇多丸が「言葉に踊らされる人たち」と評していたのは、「白痴おしゃべり同然」という『マクベス』の台詞に対応してるのかしら。