反省しちゃった。
今年も残すところあと、という言葉がテレビから聞こえてくる季節になりました。
年の暮れと言えば、落語だと『芝浜』ですがあんまり好きじゃない噺なので、
圓生のが聞いてみたいなと調べてみると、
録音は無いんですってね。
昔のレパートリーにはあったけれども、三木助の十八番だから演らなかったらしいです。
聞きたかった。
調べているうちに、
落語ファンのブログで、息子が「新卒切り」に遭ったという記事を読んでゾッとしました。
採用するだけ採用して、一月くらいで「退職勧告責め」によって辞めさせるらしいです。
他人事じゃないなあと読んでました。
新卒切りって言うんですね。
知らんかった。
私がいた会社は、渋谷にある映像翻訳会社Fでした。
ネットで調べ、面接で質問をし、まあいいかと入社したらば、
面接で嘘をつかれてました。
欠員がでたための募集だったので、前任者がどのくらいで辞めたかとか、アシスタントから翻訳者になるには平均でどのくらいかかっているかとか聞いたら、
真っ赤なウソをつかれてました。
働いてるうちに上司と話す中で(嘘つかれてたんだあれもこれも)と知りました。
実際は過去4年間、最短で1週間、最長で3ヶ月で皆辞めました。回転率がとても良い。
働いていた上司は4年前に未経験で入社し、1ヶ月で上司が辞め、あとを継いでというんでしょうか、管理職になり、辞めたくても後任がなくて辞められない状況がずっと続いてるそうです。
ジョジョの鉄塔スタンドみたいだなあと思ってました。
昼飯をとる時間なかったなあ。それで胃は悪くなるし。
社長は毎日、3時間は電話で叱り飛ばしたり愚痴を言ったり、上司がこういう悪口を言ってたぞと報告してきたり、上司の悪口を言ってきたりしたなあ。
忙しいとは言う割に、暇なんだなあと思ってました。
契約書の類は必ず年月日に誤りがあるし、
そうそう、正社員という話だったのに契約書には雇用形態を明記せず、
「お前はアルバイトだからな!」と何度も説教に混ぜてくるという。
不思議なところだった。
入った週から休日出勤当たり前で笑っちゃったなあ。
「あなたの仕事が遅いせいだから、あなたの責任。手当は出せません」と言うときだけは、整然と電話口で言われたなあ。
「仕事が遅い」って電話で説教されるせいで仕事が遅れるって、本当にムダな時間だったなあ。
自慢もされたなあ。
社長の気まぐれと有言不実行に振り回されて上司の仕事が遅れに遅れてておかしかったなあ。
ブログで、「会社にはいるときにはしこたま調べていから入社を決めるもんだ。このご時世に新卒切りが横行してる会社だと調べがつかなかったことがおかしい。そんな会社に入社を決めたことも悪い」とコメントがあって、
反省しちゃった。