ゾンビのような穢れ

劇団性行為事情:

劇団員をしている友人から、性に対して寛容な話を聞きました。

穴兄弟、棹姉妹の網の目が張り巡らされてるんですと。

 

友人が所属する劇団の公演に客演として出演する人が、

その界隈ではノトーリアスなセックスマシーンなんですと。

関わる人は劇団員や客演だけでなく製作や客にまで分け隔てなく体の関係を結ぶそうで、

彼らが通った後はぺんぺん草も受粉しているという性獣ぶり。

そんなボノボ連は大学のサークルでの噂で聞いたり察したりするので、聞いたこと無いわけでもなく、きたねえなあとは思えど驚愕はしませんでした。

劇団セックスが違うのはその先でした。

肉体的上納及び、金銭的上納もあるんだそうです。

チケットノルマという制度はわかるにせよ、

チケットノルマが発生するようなところで、体まで捧げなきゃならないってどういうことなんじゃろかと不思議でした。

所謂「プロデューサーと寝る」んだったら(仕事ほしさにそこまでするんかいな)と、

本気をみるやら呆れるやらですが、

そうでもないという。

そういう関係がじわじわと広がっているので、セックスシアターと関係ないところでも、

話をしていると実は穴兄弟、棹姉妹だったということが判明して、

じゃあ…という流れになってるんですと。

そういう奔放な話を聞きました。

劇団てそういうイメージがありましたが、

本当にそういうのってあるんですね。

 

性に関して奔放な話を聞くと「穢れ」のような感じを抱いてしまいます。

あるいは映画のゾンビみたいな。

一方で、そんな、儲けにならないことをして性行為に勤しむ生活というのは楽しいだろうなと思ってしまいます。

羨んだり憧れるかというとちょっと難しいところで、

快楽のためにドラッグをやるかというと、いくら気持よくてもちょっとそれはないわ、そこまで気持ちよくなくていいよ、酒とかお菓子で十分楽しいし、と手が出せません。

衰亡期のローマ帝国の貴族なんて、一部の劇団員のような生活をしているイメージです。

パンとサーカスを楽しんでるだけでセックスがついてくる生活。

 

その話は醜聞として友人から聞いたんですが、

関わってる人にとっては悪評じゃないらしいんですね。

関係があった人を積極的に別なサークルに引きこもうとして、

その性環に組み込むのに一役買ってるようです。

そのセックス教団が男だけが正規メンバーで他の性別は肉便器かというとサニアラズ、

引きずり込むのを女性が影に日向に暗躍し盟約を結び、

じわりじわりと包囲を狭めては一人また一人と飲み込んでいくそうです。

計画的なゾンビみたいだ。

 

遠くの人が関係のないところで何なってようと勝手なんですが、

話を聞いてて「穢れ」のような気持ちを抱いたことがびっくりでした。

日本の神道的な用語じゃないですか「穢れ」って。

ヨーロッパ的というかキリスト教的に言うとなんて言うんですかね。

「罪」でいいんですかね。

友人の友人がそのゾンビになってて、

二度会ったことのある人なんですが、

「きたねえなあ」と思ってしまったわけですよ。

「バッチイ」とでも言いましょうか。

レイプ被害者が差別を受けてるという話を聞いたことがあり、

被害者を差別とはひでえなあと思いつつも、

できれば距離をとりたいなと思っちゃいます。

性と不浄感ってなんなんですかね。

おこちゃまってことなんすかね。

個人の問題ならおこちゃまってことにごまかすこともできましょうが、

差別とまで広がるのは、ある程度一般的なことなわけでしょ。

どうして?

 

ぶたのしっぽ:

肉屋で売ってたぶたのしっぽを食べました。

豚のしっぽ、ピッグテール。

食べたことありますか?

 

豚のしっぽってくるんと丸まってるものだと思ってたのに、

売ってるものはそんなことなくて、

ピンとまっすぐでした。

ぱっと見は陰茎ですが骨が入ってます。

豚足のまわりの皮と同じく、しっぽにも皮があります。

そして肉らしい肉もないです。

煮込みに入れてぐつぐつ煮ました。

その後の冷えた汁がコラーゲンで固まってました。

 

 

リモンチェッロを作る:

リモンチェッロとはイタリアの果実酒です。

96度のアルコールに檸檬の皮を入れて、香りと色を移したあと、

アルコールと同量の砂糖水で割ったものです。

それを更にストレートだったりソーダで割ったりして飲むものです。

 

皮を剝くのが大変でした。

皮と実との間にある白いふわふわした部分を入れてしまうと苦くなってしまうので、

薄く薄く削り取らなければならないのが、時間がかかってたいへんでしたが、

美味いもののため。