you've got 滅入る

いま仲の良い先輩がいるんです。

可愛くて、気がついて、賢くて、ちょっとアホなところがあって、大変可愛い。

気に入ってもらってるみたいで、大学院を出てからもちょくちょく遊んでました。

お茶したりとか、写真撮らせてもらったりとか、映画にも行ったりして。

とっても素敵な人なんですよ。

今度の休みがたまたま一緒だったんで、映画に誘ったの。

ずっと見たかったやつ。

そしたら今日、いけなくなったと連絡がきて、ざんねーんだったんですが、

別にあんまり残念じゃなかったんじゃないかという気がしているのと、

先輩に好かれてるんじゃないかということが気になってます。

これはモテない人の思考回路ですが、

優しくされると惚れます。

モテない割に自惚れのキツい人は、優しくされると(惚れてやがるな)と勘違いして自滅の道を邁進します。

後者なのではないかと思ってます。

だって、約束を反故にされる時って直前で、しかもぶっきらぼうだったからさ今まで!

もちろん、マシなときがぶっきらぼうで、あるいは連絡が無いだけですよ。

当日、待ち合わせのときに待ちぼうけを食らうか、来ないと知るかの二択だったのに、

第三の選択肢としての「ごめん!埋め合わせる!」ですがな。

びっくり仰天且つ有頂天。

世にこんな丁寧な謝罪がかつて存在しただろうかと。

先輩優しいなあと思いつつも、「優しいですね」って言うのって嫌味くさくないですか。

言われたら嫌だと思うんだ。

(ほんと言うことねえんだな)くらいの、当り障りのない言葉。

不味いものを食ったリポーターの「体に良さそう!」くらい、気が滅入る言葉。

滅入りますよ。

ユーガット滅入る。

うんざりする。

しょぼくれる。

 

カウンセリングという雑談に行きたいんだけど、来週まで待たなくてはならないのが、

カウンセリングとしてちゃんと機能しているなと感心しちゃう。

メンヘラの愚痴を聞くのって時間が限られないから、お互いにとってよくないと思うんだ。

 

先輩の話は、まだ落ちがないです。

でもさ、確か恋人がいるはずなんだ。

怖くて聞けてないです。

いるのにそんなに遊んでくれるってことは、何とも思われてなくて優しいのか。

優しいなあ。

 

怒るってことは期待してるってことだト美容師さんが言ってた。

確かに、前の恋人によく怒ってしまってたのは、期待してたからなんだよなあ。

翻って先輩にはまだ期待してない。

むしろ一人でいこうかなともちょっと思ってるくらい。

行かないけどさ。

 

仕事が決まったと思ってたらバイトだった仕事の時給で、

月の額を計算したらナント、

落語家の前座の給料と同じくらいだった。

参ったなあ。

じゃあ噺家のが良いんじゃねえか?

そうでもねえのか?

 

シンプルな話、人を笑わせたいわけですよ。

で、今のバイトの仕事でしたいこと何ヨとなると、ちょっとシンプルにスッパリと言えない。

と思う。

言えない。

見栄がメインで、それが恥ずかしいから、というのがあると思われるんだども、

それだけかな。

でもさ、好きな話は『後家殺し』とか『算段の平兵衛』とか『真景』だったりという人を殺す話なわけよ。

3つとも毛色は違うけど、人が殺される話が好き。

だから『らくだ』とか『粗忽長屋』とかは好きじゃない。

死体しか登場しなくて、殺されはしない。

 

何してんだろ。

googleアラートで「落語」で毎日届く記事を読んでるんですけど、

会社辞めて噺家になったとか読むと、

何してるんだ!はやく入門しろよ!と焦る。

辞めて噺家になれた人がとてもうらやましい。

何してんだかなあ。