バレンタイン小咄
バレンタインですね。
学生の頃は恋愛イベントでしたが、学生以外ではカジュアルなお歳暮になりつつあるようです。
私のバイト先でも配ってる方がいました。
みんなにあげてるのに、私だけスルーされるという驚愕の展開でした。
カウンターの裏側には誰もが見られるように置いてありつつ、
それについては触れないので、
空気を読んで見て見ぬふりをしてました。
就業時間後、正社員たちがそれを話題にし始めたのですっとトイレに立ったり、聞こえないふりして処理をしたりしてサービスバイトというタダ働きをしてました。
こんな露骨に陰湿な待遇になるとはつゆ知らず。
あまりの露骨さにちょっと笑ったくらい。
そして、思ったほどショックを受けませんでした。
これは年齢のせいか。
それもあります。そういうことに慣れて生きてきた証拠。
あとは帰属意識のなさ。
私だって仲間なのに酷い!裏切られた!と全く思わず、
バイトだもんな、給料が倍以上違うもんな、そりゃ差別するよなあいつらは、と素直に受け止めました。
その3は2と似てますが、
そういう形で歓迎されてないことを知ることができて、辞めにくさが大幅に減って良かったです。
こんなに時間割いて教えてもらって、辞めにくいなあと思ってたんですが、
こういうかたちでいないものやよそ者として扱われることは、辞めるという気持ちにはとても楽です。
悔しいけれど。
どうせ仲間意識を持たれてないし相手にされてないしで、
所詮こんなもんかなという。
ショックを受けない年齢かつ、仲間意識がないので貰えなくても当然と思っていて、また向こうも仲間意識がないとわかって、
とても気が楽。