デートは楽し

『アメリカンスナイパー』を見てきました。

面白かったんですけど、

期待してしまったので失敗しました。

映画評とか目にしちゃって、世紀の大傑作だと勝手に思ってたら、

戦争PTSDものでした。

手に汗握るし、台詞は洒落てるし、映像はもの凄く映画だし、展開は見事なんだけどね。

でもよくあるやつかよって感じイ〜。

 

元カウボーイのクリス・カイルは30歳を機に軍に志願し、熾烈な訓練を経てエリート中のエリートである特殊部隊シールズの狙撃手となる。イラク戦争では160人以上を撃ち殺してアメリカ史上の英雄の1人に数えられるようになるが、戦場での経験はクリスの日常生活を蝕んでく。妻に反対されながらもクリスはイラクへ行き、戦友の敵を討ちを果たす。除隊後も戦場の記憶がなくならないクリスだが、退役軍人との交流を通じて心を取り戻していく。生活を取り戻したクリスだが、PTSDの退役軍人と交流する中で殺されてしまう。

 

なんていうか、

想像通りでした。

狙撃をする中で、蝕まれていく。

子供や女性を撃ったりする一方で、自分の子供が大きくなってくとか、

アメリカに戻ってからの物音に過敏に反応するとか、

まだそれ映画でやるの?

ヒーローと祭り上げられても本人は苦しんでて、最終的に撃ち殺されるという皮肉みたいなことなんですかね。

PTSDはもう『父親たちの星条旗』でやったじゃんかよお。

最近の話の方が観客に与える影響が大きいってことなんすかね。

だからアメリカで激論になったり興行成績が良かったりしてるんですかね。

 

映画自体はやっぱりあんまりでした。

 

でもね、デートだったんですよ。

楽しかったなあ。

今年初。

で、バレンタインとホエートデーをいっぺんにやっちゃって、プレゼントの交換みたいになりました。

幸せだったなあ。

この人好きだなあ大事だなあと強く深く感じたけど、明言はしてません。

別れ際、改札で見送って、電車に乗り込むところで(振り返れ、振り返れ)って念じたら振り返って手を振ってくれて、もう。

 

だから映画選びは失敗でした。

楽しかったぶん、何故か落ち込みが激しい。

落ち込みます。